初心者以上中級者未満

主に自転車のことなど。

BRM309群馬200 よしおか 蔵のまち(DNF)

2024年3月9日、AJ群馬主催のブルべ200に参加してきました。

 

 

ルート

小さな峠を二つ越えて蔵のまち・栃木にたどり着きます。
復路では渡良瀬遊水地を通ります。
歴史に触れながらのんびり走りましょう。
難易度は低いです。初心者向けのコースです。

・ACP公認BRM 200km
・開催日時:2024年3月9日(土) 6時スタート
・制限時間:13時間30分
・スタート/ゴール:道の駅 よしおか温泉(公式より引用)

 

群馬県吉岡町がスタート・ゴール。渡良瀬遊水地を通り、栃木県内を中心に周ってくる。

心配なのは天気だったが、日曜日は晴れ予報で一安心。風速最大10メートルらしいのが気がかりだ。

 

自宅~受付

自走していくか迷う。

朝の気温はマイナスだし寒いのは本当マジで苦手なので車に積んでいくことにした。

4:30に家を出発すれば5時には到着できる。

前日までに充電が必要なものは全て充電を済ませ、着替え類も当日朝もたつかないように一か所にまとめておいた。

3:30に目覚ましをセット。

寝起きなので空腹は感じないが、軽く朝食をとった。

 

スタート地点であるよしおか温泉に到着すると、まさかの雪が降ってきた。

風花か?と思ったが結構降っている。様子を見ていたら10分程度でやんだので一安心。

それにしても寒い。

 

ストーブの近くで暖をとった。

少しずつ空が明るくなってくる。ブリーフィングをうけた。
通過チェックの制限時間がなくなった?と言ってたような…(うろ覚え)

 

ブリーフィング後トイレに行って戻ってくると、既に車検を受け出走している人達が!

去年同様、またも出遅れて最後尾近くになってしまった。

 

気温0.1℃!!

 

Start~PC1(36.5㎞地点 セブンイレブン桐生梅田1丁目店)

始めからトラブル発生。

ガーミンの地図データが機能しない。コースが表示されていない。再起動しても読み込まれない。一緒に走ったS氏のガーミンも同様の事態だ。

数人が目の前を走っていたのでついていくことにした。

 

8:12セブンイレブン桐生梅田1丁目店 到着。通過時間制限は7:05~8:51。

40分近くの貯金ができ、ランドヌール達も大勢いたので一安心した。

店の表側は自転車でいっぱいだったので裏側に自転車を立てかけた。

 

購入したものを食べていると、強風が吹き、自転車がバターン!!と倒れてしまった。

慌てて自転車の状態を確認。幸いにもディレーラーとは反対側の面が下になっていたので大丈夫そうだった。

ガーミンの画面に、緊急通報の案内が表示されていた。倒れた衝撃で事故と判断されたのかもしれない。画面の写真を撮り忘れてしまった。

風で割りばしが吹き飛ばされて大変だった。

食べ終えてゴミを捨てに行くと、ランドヌール達はほぼいなくなっていた。

のんびり飲み食いしている場合ではない。PC2は約54㎞先だ。

 

PC1~PC2(90.9㎞地点 セブンイレブン栃木駅前通り店)

群馬県から栃木県に入り、峠道を走っていく。

そして悲劇は起きた。

コースを間違えて走っていた。

右折しなければいけなかったところをまっすぐ走っていた。5㎞以上間違えたまま走っていたと思う。慌てて引き返す。

ここで30分近くタイムロス。

 

さらに、ダウンヒルを終えてからS氏の後輪に異変が。

「なんか違和感がある」と一旦止まって確認すると…

わかりますでしょうか?

ホイールの文字「O」付近のタイヤが剥がれかけている感じ。このまま走り続けるとバーストする危険があります。

ダウンヒル時にバーストしたら命の危険。

このまま走り続けるのは危険なのでタイヤ交換することに。

予備のタイヤを持ってきていてよかった。

そして携帯空気入れを初めてトラブル時に使う時がきた。

 

このCYCPLUSは小さくて携帯するのにちょうどいい大きさ。

購入したものの届いた日に使い方とちょこっと確認した程度で、出番がほぼなくお守りと化していた。

そのため「これどうやって使うんだっけ?」状態に。

ボタンを押しても反応がない。が、緑色に点灯している。

もう一度ボタンを押すと、ブイ~ンと音がして空気が入っていった。

手動の携帯空気入れよりは遥かに効率的。

ちなみにこの作業をしている間、誰一人通過していく人はいなかった。

つまり我々は本当にマジの最後尾。

次のPCは足切り時間が12:04だが間に合わない可能性が出てきた。

 

12:14セブンイレブン栃木駅前通り店でレシート取得。通貨制限時間は8:41~12:04。

10分オーバーしてしまった。タンデムで参加されていたランドヌールと少し会話。

PBPにも参加したことがあるそうだ。

 

サンドイッチとおにぎり2個、桜餅を購入した。

ちょうどセブンイレブンではおにぎり2個買うと50円引きのキャンペーン中。ありがたい。

しかし、時間オーバーしているにも関わらずここでも休憩に時間をとりすぎてしまった。

 

PC2~PC3(123.2㎞地点 セブンイレブン加須北平野店)

渡良瀬遊水地沿いで、短距離の間に「群馬県」「埼玉県」「栃木県」の3県を跨いで走れたのは何だか面白かった。

 

風が強い。最大風速10mあったようだ。

峠は越えたので平坦の道なのだが、風のせいで踏んでも踏んでも前に進まない

常にヒルクライムしているような状態だ。

横風に弱いディープホイール、バーミッツ(ドロップハンドル用の防寒カバー)を装着していたS氏は、強風のたびに恐怖を感じていたそうだ(ダジャレではない)

渡良瀬川利根川沿いを走っている時は本当に強風に悩まされた。

 

インカム付きヘルメットのバッテリーが切れて、走行中に会話ができないことも地味にストレス。会話のできないインカム付きヘルメットなんて重りでしかない。(普通のヘルメットよりも重量があるため)

幸いにもS氏のガーミンが復活していたのでコースのほうは大丈夫そうだ。

 

PC3セブンイレブン加須北平野店到着。

レシート取得時間は14:32。通貨制限時間は 9:37~14:12。もたもたしている暇はないが、ヘルメットの充電をし、持参した大豆を貪った。

 

 

PC3~PC4(170.4㎞地点 セブンイレブン太田市六千石町店)

PC3の時点で足切り時間を20分オーバーしていた。

風がなければ巻き返せたと思う。

しかし強風で全然思うように進めず、利根川沿いの自転車道を走っている時DNF(Did Not Finish=途中棄権)について本気で考え始めた。

PC4まで残り10㎞の時点で、足切り時間まであと10分。どう考えても不可能だ。

それでも、間に合わなくてもいいから完走はしたい。

PC4 セブンイレブン太田市六千石町店に到着。DNFを決めていたので途中トイレ休憩で別のコンビニにも寄っていた。

レシート取得時間は18:13。通貨制限時間は 11:00~17:20。

 

ゴールのタイムリミットは19:30。PC4からゴールまでは約30㎞。

ズイフトだったら1時間あれば30㎞走れるだろう。しかし時速も違うし現実は信号もあるし到底不可能だ。

ここで運営にDNFを電話で伝えた。

もう時間は気にしなくてもいいのだが、日が落ちて更に寒さが増していくのはつらい。

一刻も早く帰りたい。

いつもまにか風がおさまっていた。PC2~PC4でこのくらいの風速だったなら、と思わずにはいられない。

 

PC4~Goal(200.5㎞地点)

ゴールしたのは20:30ごろだった。制限時間が19:30なので1時間のオーバーである。

運営も撤収しているようだった。

本来なら完走した!と記念写真でも撮りたいところだが、疲れすぎて写真を撮る気になれなかった。

走行中も時間に追われて写真はほぼ撮れず。

グローブを外し、スマホを取り出し、ロック解除し、カメラアプリを立ち上げ、シャッターを押し、携帯をしまい、グローブを装着する。この一連の動作がこれほど面倒だと感じるなんて。

 

道の駅よしおか温泉は、その名のとおり温泉施設がある。ランドヌール達のものと思われる自転車がラックに掛けてあった…。

それを横目に帰路へ。

 

Goal~自宅

走行中は、ゴールしたらあったかいものでも食べに行くか~なんて思っていたのだが、ゴールしたとたんに今までの比ではないくらいどっと疲れが押し寄せた。

はやく家帰って風呂入って横になりたい。空腹感はそれほど感じていなかった。

 

あまりの疲労感で車を運転することすら困難になっていた。

さらに目が痛すぎて目を開けていられない。乾燥からくるものなのか紫外線の影響なのかはわからない。目薬を持参したにも関わらず1回しか使っていなかったことも原因かもしれない。

 

帰宅後

風呂に入り、ようやく一息つけた。末端が冷えていると、お湯の温かさでチクチクと痛みを感じる。

血行が良くなってくるとなんだか気持ち悪くなってきた。ドライヤーと歯磨きを済ませ、布団に入った…。

 

走り終えての感想

そんなわけで今年1発目のブルべ200はメダル取得できず。

200㎞でこれほど疲労し、時間内にゴールできないとなると300、400は到底無理ではないかと思えてくる。600なんてトンデモナイ話だ。

トラブルさえなければクリアできたはず、と思うとやるせない気持ちになる。

天候、体調、運、全てひっくるめてブルべの醍醐味だ。自然、そして己との戦い。

タラレバ言っても仕方ない。

怪我無く事故無く無事に帰ってくることができた。それだけで充分だったのではないかと思える。普段当たり前のようにしているお風呂に入るという行為、横になって眠れることのありがたさを感じた。

 

15㎞と195.75㎞で2つに分けてあるのは、ガーミンの調子が悪くて再起動したためです。(調子は戻らなかったけど)

青の矢印の部分がミスコースしたところだ。

 

 

翌日はおおぎやラーメンいただきました。

 

 

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